世界一大きい大根としてギネスブックにも認定されている桜島大根ですが、地元の鹿児島市民でも目に触れる機会はそう多くありません。
ぜひ栽培の様子を見てみたい…と思っていたところ、とあるご縁がありまして、農家の方の収穫をお手伝いさせてもらえることになりました!
ということで、1月のまちあるきは桜島から。
市街地からフェリーで15分、船内で朝食のうどんを平らげ、いざスタートです!
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1 畑のありか
大根農家の方の畑は桜島の中腹にあります。
向こうに臨むは錦江湾・・・
目の前にそびえるは桜島!(当たり前ですが)
雄大な自然の中で、 桜島大根は育てられています。
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2 農家さんのご紹介
この方が、今回お世話になる農家さん。
道具や畑を改良し、工夫を重ねながら大根を育てています。
大きさばかりが注目されがちな桜島大根ですが、農家さん曰く、きめ細やかな肌触りを大切にしているそうです。
大根の世界も奥が深い…。
ちなみに、収穫した大根は持ち帰ってよいとのこと。
なんて太っ腹!ありがとうございます。
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3 収穫!
早速、収穫に挑戦。
大根は頭を少し出して、地中に埋まっています。
メンバーの一人が、何も教わらずに引き抜いてみますが…
なんと!びくともしません!!
全身の力を使いますが、一向に引き抜ける気配はナシ。
なにかコツでもあるのでしょうか?
農家さんに聞いてみると、どうやら持ち方に工夫があるようです。
言われるがまま、葉っぱの中ほどを束ねて引く抜いてみると…
スポン!簡単に引き抜けました。
うら若き乙女も…
ダンディなおじさまも…
この通り!
持ち上げて軽く土を払うと、この白さ。美白です。
申し訳ないほど、たくさん収穫させていただきました!
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4 磨かれる白さ
この時期は周辺の至る所で収穫作業が行われています。
親しい間柄なら、互いに手伝いをするのは当たり前のことだそう。
他の畑を覗いてみると…
丸々とした大根を並べ、絶賛洗浄中!
我々もバケツリレーの要領で、大根を並べるお手伝い。
高圧水流の水しぶきと共に、露わになる大根の絹肌。
さらに美しさが磨かれていきます。
洗い終わった大根は根のひげを取り、出荷されるそう。
桜島大根の特徴は、煮崩れしにくいこと。煮物にはもってこいです。
また、普通の大根と比べ、苦みやえぐみが少ないので、素材そのままを活かした漬物などにも向いているようです。
料理の幅が広がりますね!
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5 お土産
先ほど収穫した大根をバイクに積み、
車に積み積み…(おまけに蜜柑も)
貴重な体験と、たくさんのお土産を頂きました。
本当にありがとうございます!
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6 おまけ(その1)
一行はこの後、桜島をぐるりと一周します。
立ち寄った港に停泊していた、桜島の北東に浮かぶ新島との定期船、「しんじま丸」。
現在、島は無人島化しています(ピーク時は200人を超える島民がいたそうです)が、週5日、一日2往復の運航を続けています。
お金の無駄だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、再び人が住み始める可能性や、維持管理のことを考えると、決してそうとも言い切れないところがあるのも事実。
過疎化と向き合うことの難しさを考えさせられる場所でした。
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7 おまけ(その2)
まちあるきの最後に、地元の商店(食堂?)で昼食に立ち寄ります。
東桜島の「竹之下商店」。
出てきたのは、ボリューム満点のトンカツ定食!
お盆に乗り切らず、主役が端に追いやられています∑(-∀-`;)
お代わり自由のご飯に、小鉢が二つ、味噌汁におまけの刺身がついてなんと500円!
そのうえ美味い!!
おじちゃんのご厚意で、焼酎もいただきました。
はっきりいって規格外です。
桜島にお越しの際は、ぜひ「竹之下商店」へ。
幸せになれますよ!
お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
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今回のまちあるきはここまで。
これまでも何度か桜島でのまちあるきを企画しましたが、まだまだ興味は尽きません!
季節ならではの楽しみや、隠れた地元の名物など、これからも鹿児島市民の心の拠りどころ「桜島」に注目してきたいと思います。
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