2013年4月30日火曜日

ぶらりまち歩き(城下町上町~島津家墓地・福昌寺編




鹿児島ぶらりまち歩きに参加。
ボランティアガイドさんの個性ある語り口が毎回楽しみです。


より大きな地図で まちあるき福昌寺 を表示


今回は石橋記念公園、祇園之洲界隈からスタートして、清水町の路地を通りながら、
池之上町にある玉龍高校裏の福昌寺跡を目指します。


 石橋記念公園 浜
甲突川にあった五石橋。20年前の8.6災害までは現役で、路面両端には轍が。
つなぎを使わず石同士の反発力で組まれた美しいアーチ、鹿児島のよき風景を
作ってきたんだな~。



西田橋たもとの西田橋御門。再現総額費用なんとマンション5つ分。
城下の武士や旅人が通行していた御門ですが島津の家紋がしっかり刻まれていました。

多賀山公園 東郷平八郎像

日露戦争の日本海海戦で連合艦隊を率いて、ロシアのバルチック艦隊を破った英雄。
世界中から尊敬を集めています。
今も錦江湾を通る船たちを見守っています。

〈祇園之洲方面から10号線へ〉↓↓

 

南方神社 清水町

信州諏訪大社の分社で別の名を諏訪神社ともいい、鹿児島五社(上町五社)の
第一になっています。
島津家第五代貞久が南北朝時代に建てたもので、島津氏の氏神になっていました。
本殿の再建に伴い正月恒例の五社参りも復活したそうです。


崩れ落ちた石灯籠からも島津氏との深いつながりを読み取ることができるそうです。
意外と奥深い城下町、上町。


〈10号線沿いから清水町の細い路地に入っていきます〉↓↓

本立寺跡 清水町

島津家の家紋(門)を抜けると、苔生す緑の絨毯が広がります。
その先には五つの石塔が並び、初代〜五代目の藩主が祭られていました。


住宅街の中に現れるチョットした林。
本立寺は公園ではありませんが、このように林に囲まれた空間がまちの中に
点在するのも素敵だな~。


〈清水町から一つ橋を渡ると池之上町へ〉↓↓


一つ橋 清水町

まち歩きをしながらゴミ拾いもしました。
ただ、ゴミを探すのに夢中になって解説を聞き逃しちゃったり・・・。
ちなみにこの橋にはなぜか顔があるんです。夜見ると怖いかも。


〈最後は玉龍高校裏手、福昌寺跡へ〉↓↓


福昌寺跡 池之上町(玉龍中・高裏

歴代島津公の眠る集合墓地。
久光公や斉彬公、義久公も没後はみんな仲良く安らかに。
奥方や、犬の珍(ちん)や子ロ(ころ)まで、埋葬されています。


ここまで約2時間歩いてきました。
まち歩きの醍醐味は発見だと思いますが、住宅街の中にこのような場所が
あるとは全く想像していませんでした。

最後の写真は亀の石像です。この上に書いてある文字の羅列を読み解けば、
亀が動き出して新たな薩摩を発見できるかもしれません。